ワークライフハックLABO

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電通が社員の健康把握のために取り入れた「ポジティブ心理学」とは?意味や考え方をやさしく解説します。

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先日、2017年に違法残業問題で話題になった電通が、

働き方改革の一環で 新たな制度・システムを導入したと発表しました。

 

www.itmedia.co.jp

 

平日に休業日を設ける「インプットホリデー」と、

心身が疲れている従業員を早期発見するシステム「バイタリティノート」

という仕組みを電通独自で開発し、働き方改革に挑む同社。

 

これを導入するにあたり、「ポジティブ心理学」という

学問の指標をもとに開発したということでしたが、

ポジティブ心理学っていったいなんだ?!と思い色々と調べてみました。

 

今日はその「ポジティブ心理学」について紹介していきたいと思います。

 

ポジティブ心理学とは?

 

ポジティブ心理学とは、

近年注目されている心理学の分野のひとつです。

 

ポジティブ心理学って聞くと、

「ポジティブシンキングのこと?前向きに考えるって大切って話?」

「そんな学問あるんだ!私ネガティブに考えがちだから知りたいかも」


と思うかもしれませんが、ちょっと違います。

 

ポジティブ心理学」は、いつでもどこでもポジティブでいることを

良しとするわけではなく、ポジティブもネガティブもひっくるめて、

自分がより自分らしく、幸せに生きること。そのためには何が必要か。

それを科学的に研究する学問なのです。

  

「どんなときでも前向きに!ポジティブに!」なんて難しいですよね?

 

良くないときでも、どうすればポジティブな状態にできるかを、

追求するのが、ポジティブ心理学の目指すところです。

  

幸せを感じるために必要な5つの要素「PERMA」

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ポジティブ心理学の父」マーティン・セリグマンは、

幸せだと感じるためには、次の5つが大切だと考えました。

頭文字を取って、PERMA(パーマ)と呼ばれています。

 

  • ポジティブ感情(Positive Emotion
  • エンゲージメント(Engagement
  • 人間関係(Relationship
  • 意味、意義(Meaning
  • 達成(Achievement

以下、詳しく見ていきましょう。

ポジティブ感情(Positive Emotion)

良い気分になるような、ポジティブな感情のことです。

これは言うまでもなく幸せに直結します。

 

ポジティブ心理学において、「ポジティブ感情」の測定尺度として使われるのは、

「興味のある」「興奮した」「強気な」「熱狂した」「誇らしい」

「機敏な」「やる気がわいた」「決心した」「注意深い」「活気のある」

10項目です。

 

この10個の要素が高ければ高いほどポジティブな感情であると考えます。

 

こう見ると、「強気な」と「注意深い」というのが

ポジティブ感情というのは少し意外な感じありますね。

一見マイナスに見えますが、これはある意味その人の能動的な感情であるため、

状態としてはポジティブというふうに捉えるようです。

 

エンゲージメント(Engagement)

人生や仕事、人、様々な活動との関わり方の深さを表しています。

言い換えると、「なにかに没頭する」ことをいいます。

 

なにかに、時が経つのも忘れるほど没頭する状態を「フロー」と言いますが、

こうしたことも幸福感に大きく影響します。

 

人間関係(Relationship)

ここも言うまでもありませんが、人間関係は大きく幸福感に影響します。

職場の人との関係、友人関係などですね。

特に、家族などの親密な人との関係性によって大きく左右されます。

 

意味、意義(Meaning)

人生や、自分の行動に対しての意味や意義、目的があるかどうか。

それが明確で具体的かどうか、どれくらいそれが自分にとって大事か。

そういったことをはっきりと自分のなかで持てているか否かも影響します。

 

達成(Achievement)

目標を達成したときの達成感は、脳にとっても非常に大きな喜びになります。

さらに、それは自分の自身にも繋がって「もう一度この感覚を味わいたい」

と思うようになり、また次の行動を移すという好循環が生まれます。

 

これが上述したエンゲージメント(Engagement)として

没頭を生み出すというサイクルがまた生まれるのです。

 

ポジティブ心理学を応用して働きやすい企業へ

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電通は今回の取り組みで、ポジティブ心理学の5つの指標をベースに

「バイタリティノート」という仕組みを開発しました。

これにより社員のコンディションを把握するということで、

健康的な労働環境を提供するための企業努力が垣間見えますね。

 

ただ、個人的には、システムを導入するのも良いですが、

社員がいかにこれを活用できるかが非常に重要だと思います。

とくに管理職がメンバーをマネジメントする場面で

この仕組みを有効活用して働き方の改善につなげるということが大事です。

 

今回はこれについての言及が無かったので、気になるところですね。

今後の動向を注目していきたいと思います。

 

≪今回の記事は、以下のサイトを参考にしました。≫

ポジティブ心理学 | JPPA 日本ポジティブ心理学協会

 

それではまた。