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″運賃無料のタクシー配車サービス″が福岡で始動。ビジネス成功の勝算について考えてみた

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先日、広告費のみで運営する「運賃無料のタクシー配車サービス」を、

福岡のベンチャー企業「株式会社nommoc」が始める計画をしている

というニュースがあり話題になっています。

 

www.itmedia.co.jp

 

ポイントは3つ。

 

  1. 22歳の若手起業家が計画、資金調達を実施
  2. タクシー乗車の運賃は完全無料
  3. 収入源はスポンサーからの広告費

 

このニュースを見たときに、

「これはいい!面白い!」と思った一方、「果たして成功するのか」

という疑問が生まれたので、ビジネスの勝算について考えてみました。

 

運営企業は?

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会社名:株式会社nommoc
本社所在地:福岡県福岡市博多区下川端町9-15
設立:2018年4月

会社HP:http://nommoc.jp/

代表取締役:吉田拓巳

 

福岡で4月に設立したばかりのスタートアップ。

代表はなんと、1995年6月29日生まれの22歳です

 

HPで、会社のビジョンについて以下のように記しています。

 

タクシー、電車、新幹線、飛行機。

乗り物を使うためには、お金がかかる。

という常識を、ひっくり返してみようと思う。

 

アプリで呼んだ車に乗り、

無料で目的地まで移動。

車内では、行きたいお店やオススメの商品など

あなたのための情報が流れている。

 

フリーペーパーのように

広告を見ることで、お金を使わず自由に使える。

そんな新しい「移動」の方法を生み出すために

nommocは、はじまります。

 

「移動」にお金がかかるという常識を変えるという強い信念を感じます。

この高いビジョンを掲げ、会社を率いているのはどんな人物なのでしょうか。

 

nommoc代表、吉田拓巳

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■吉田拓巳(Takumi Yoshdia)
1995年6月29日生まれのVJ、映像演出家、Webクリエイター。
日本最年少社長として15歳で株式会社セブンセンスを設立。16歳で10代のネット擬似投票サイト「Teens Opinion」をリリースし、大きな話題を呼んだ。2014年、一般社団法人日本広告業協会主催 コミュニケーション大賞 –Innovative Communication Award-(ICA)大賞受賞。MINMI主催のイベント「FREEDOM」や全国ツアーをはじめ、「ULTRA JAPAN」の映像演出、未来型花火エンターテインメント「STAR ISLAND」のテクニカルディレクター、空間プロデュースや企業のブランディングも手掛ける。

参照元

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000033668.html

 

なんと15歳で起業

飲食店や店舗の空間プロデュース、ファッションブランド・フレグランスブランドなど企業のブランディングなども展開しており、様々な経験を積んでいます。

 

m.youtube.com

 

nommoc社でこれからやろうとしていることを投資家向けに発信しています。

 

″アイデアひとつで人の行動や既成概念そのものを塗り替えられる、 そんなサービスを生み出すことに強い熱意を覚えています。″

 

″今私たちが生活の中で当たり前のように使っている便利なサービスは 100年前の人から見れば、絵空事でした。 ただ、現に今の世の中には当然のようにある。 つまり、新しい当たり前を作った人たちがその時代にいたと言うことなのです。 数年後には今構想しているプロジェクトが当たり前に利用されている 世の中が来ると信じています。 それは私が新しい常識を作る当事者になる決意があるからです。″

※一部抜粋

 

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NewsPicksで、「リアル広告によるターゲティング広告ができる媒体がないか」

と感じていたと語っており、タクシー業界だけでなく広告業界にも新たな波を起こそうとしているように思います。

 

「新たな常識をつくり、そのパイオニアになる」

 

これが、吉田拓巳氏が掲げる大きなビジョンだと思います。

非常に面白い試みですし、何より、自分の経験に裏打ちされた自信を感じました。

 

スタートアップは、ビジョン理念が命です。

この部分においては、非常に将来性を感じる社長、また、企業だといえます。

 

無料タクシー事業で想定される大きな課題

革新的ですし、上手くいけばタクシー業界を大きく変えるような事業といますが、

成功させるためには非常に大きな課題が3つあります。

 

広告収入だけでコストを回収できるか

最も大きな課題は、人件費や維持費などのコストを広告収入だけで回収し、

利益を出せるかということです。それも、継続的に可能かどうか。

 

運賃を広告で稼ぐとしたら、1乗車あたりに数百円から数千円の売上を創出する必要があり、それを維持し続けるためにはそれに見合う広告効果が必要。

 

リアル広告によるターゲティング広告にしようとしているとのことなので、

例えば乗車する人の性別や年齢、趣味嗜好などに合わせた広告を流すなどの、

ターゲットに合わせたコンテンツを自動で出し分けして配信するということを

すると高い広告効果が得られるかもしれません。

 

国土交通省からストップをかけられないか

配車サービス運営のUberが2015年に福岡で実施した実証実験「みんなのウーバー」が、道路運送法に抵触する可能性が高いとして、サービスローンチ直後に国土交通省から禁止の指導が入りました。

 

道路運送法に規定されている、白タクを禁止する条項に抵触する可能性が高いということで、国土交通省は有償性が認められるとして禁止としたようです。

 

ただ今回の場合、乗客との間に金銭取引が無いためこの限りでは無いとの見方もあるので、どこまで国や既存の事業者とのやりとりが行われているかは気になるところです。

 

ぜひここもクリアしてほしいところです。

 

クラウドファンディングでの資金調達

実際のところ、クラウドファンディングでの1600万円の資金調達が

まだ始まっていません。

 

▼本日(5月12日)、19時からスタートの予定のようです。

移動を無料に!未来の移動体験配車サービス「nommoc(ノモック)」 - FUNDINNO

 

全てはここからですね。

 

www.google.co.jp

 

なんと、開始から4分30秒で資金調達が完了ということで、

期待値の高さが証明されました。

ここは無事クリアです。 

 

タクシー業界でいま起きていること

近年、タクシー業界は変化が著しい産業です。

配車アプリの台頭、相乗りタクシー、初乗り料金値下げなど

非常に動きが激しく、ニュースでも度々取り上げられています。

 

タクシーの規制緩和を着実に: 日本経済新聞

 

タクシー業界はこの先生きのこるか? “AI”使うDeNAの配車アプリ「タクベル」の狙い (2/2) - ITmedia NEWS

 

タクシー「相乗り」成立、道半ば 都内実験1カ月: 日本経済新聞

 

タクシー業界にIT関連企業がどんどん参入してきていたりと、

いままで業界と関係性が薄かった企業がだんだん参画するように。

 

今回のプロジェクトが成功すれば、間違いなく新規参入が増え、

生き残るのが困難になることも予想されます。

nommoc社には、大手にはできない、スタートアップだからこその

スピード感で、業界に影響を与える存在にぜひなってほしいです。

 

勝算は十分にある

結論、成功の余地は大いにあると思います。

というか、成功してほしいです消費者目線としても(笑)。

 

普通、設立間もないスタートアップがこんなに話題にならないです。

面白いビジネスモデルですし、若手起業家が計画ということで

確かに話題性がありますが、期待値が高いからこそだと私は思います。

 

高いビジョンを掲げ、それを実行できるだけの行動力がある

吉田拓巳氏、ひいては、株式会社nommocという企業に今後期待です。